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レムリア大陸

遥かなる文明

レムリア大陸

約86000万年前。地殻変動によりインド洋一帯に東西3500km 南北4700kmに及ぶ大陸が存在したとされている。1874年、フィリップ・ラトレー・スレーターというイギリスの動物学者により提唱された大陸。それが、『レムリア大陸』である。

事の発端は、キツネザルというアフリカのマダガスカル島にのみ生息しているとされる動物の化石がインドから発見され、さらに近縁の原猿類がアフリカ中部と東南アジアのマレー半島・インドネシアにのみ生息するという。つまりインド洋(海)を隔てて分散している事になる。

これを説明するにあたり、インド洋中央一帯にインドの南部、マダガスカル島、マレー半島があわさった大陸が存在したのではないかと考えが生まれ、キツネザル(レムール Lemur)にちなみ「レムリア大陸」と名付けられた。
もともとが地質学や生物学の分野で言及された仮説であるため、文明や歴史などの記録は特にないが、多くの設定がなされている。

1888年、19世紀最大のオカルティストと呼ばれた神智学の創設者 ブラヴァツキー夫人の著書『シークレット・ドクトリン』にレムリア大陸について描かれている。過去の根元人種が住んでいたレムリアは大陸で、その存在する位置がインド洋ではなく太平洋にあると発表し、神秘学者達の間では高い支持を得た。現在においては、オカルト、及びニューエイジ界に幅広く影響を与えており、プレアデス星団の人々との関わりや、レムリア人の現代への転生、レムリア人が水晶として転生した「レムリアンクリスタル」等が信じられている。

レムリアンクリスタルについて

レムリア大陸のレムリアンクリスタル

レムリアンクリスタル(別名:レムリアンシード)は、その独特の成長線を持つ事から古代レムリア人の叡智が刻まれていると言い伝えられている。

持っているだけで宇宙の神秘に駆られ、なんだかよく分からないが自然と楽しくなる気分になるとされている不思議なパワーを秘めた石。産出される鉱山が閉山されていて現在市場にはほとんど出回らないためか、高値で取引されている。

ロマンや不思議というよりは、宗教的な観点や神話として描かれる事が多い大陸である。

参考文献 : ウィキペディア フリー百科事典