ノアの箱舟(方舟)
旧約聖書『創世記』より、ノアとその家族、あらゆる動物達を乗せ大洪水から身を守った方舟である。以下は旧約聖書の一部を抜粋したものである。
数々の残骸発見報告
伝説として語り継がれているノアの箱舟だが、これまでにいくつもその残骸発見報告がされている。古くは、紀元前3世紀に、バビロニアの歴史家ベロッソスが書き残していることや、マルコ・ポーロが『東方見聞録』の中で言及している。また、1883年の火山性地震により、ノアの方舟の残骸らしき、古い木材建造物が一部露出する。トルコ政府関係者が調査するも、内部が崩落する危険性があり、途中で断念。その際に、欧米諸国にニュースが報じられる。 そして1880年~1910年頃、アララト山周辺を勢力圏としていた帝政ロシアが大規模な捜索隊を編成しノアの箱舟の残骸を捜索しかなりの成果を収めたものの、ロシア革命の混乱が原因で公表される前にその資料が遺失してしまったという。
2010年4月28日、中国の探検家により同じくトルコのアララト山でよってノアの方舟の一部と見られるものが発見された。彼ら曰く「99.9%ノアの方舟」との事。
動画のリンク(youtube)
https://youtu.be/dxpcOvvsgKw
今なおも語り継がれるノアの方舟伝説
実際の所は不明だが、確たるノアの箱舟の残骸発見は今だなされていない。
ここまで人々が追い求めるという事は、ノアという人物が巨大な方舟をたった8人の家族で作った伝説は実際にあったのだろうか?人々に語り継がれていくうちに話が膨張されていくのはあるにせよ、大洪水という恐怖を伝えるために書き記された物が、何千年の時を経て今も息づいているのかもしれない・・・。
ノアが洪水が来る事を予め周知したのにも関わらず耳を貸さず死んでいった人達。彼らは何を思い水に吸い込まれていったのだろうか。そして150日の間、箱舟の中でノアは何を考え過ごしていたのだろうか・・・。